ZoomUpフレンズ
代表者 | 毛利 伸也 |
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創業 | 2013年 |
住所 | 東京都墨田区横綱1-6-1 国際ファッションセンタービル10F KFCクリエイティブスタジオ Studio6 |
ホームページ | http://www.edxlab.net |
事業内容 | ・経営コンサルティング |
会社概要 | 東京都墨田区に拠点を置く地域企業様を対象としたコンサルティングファームです。 |
KFC: 以前は音楽関連のお仕事をされていたそうですが、なぜコンサルティング事業で起業しようと思われたんですか?
毛利さん: 7年間務めたレコード会社を辞めて、30歳のときに音楽雑誌を手掛ける会社を立ち上げました。その後も音楽レーベルを立ち上げたり、脱サラしてからはずっと小さな会社を経営する立場だったんです。ただ、音楽業界でずっとやっていくのは将来的に厳しいなと感じ始めて。何か新しい業種にチャレンジしようと思ったときに、これまでの経営者としての経験を活かせるんじゃないかと考え、中小企業の経営をサポートする仕事を選びました。経営コンサルティング事業だけでなく、人材育成や助成金支援にも力を入れています。
KFC: KFCクリエイティブスタジオに入居しようと思ったのは何故ですか?
毛利さん: コンサルで起業しようと決めてからは中小企業診断士の勉強をしたり、ビジネススクールにも通い始めました。そのビジネススクール時代に仲良くなった友人が偶然住まいも近所で、2人の待ち合わせがいつも両国だったんです。それで、ずっと「両国周辺で何かビジネスをしようよ」と話していて。中小企業診断士となると公的な仕事が多いし、行政とのネットワークも欲しいし・・・と思っていたときに、タイミング良くKFCクリエイティブスタジオの募集を見つけたんです。
墨田区やKFCのサポート体制もあって、地域とのネットワークもできるし、「これだ!」と思ってすぐに応募しました。実際に行ってみると立派なビルでオフィスもすごく綺麗だし、オフィス環境もとっても魅力的でした。
KFC: 実際に墨田で創業してみて、苦労したことはありますか?
毛利さん: 墨田で起業する前は公的機関で企業研修や人材育成の仕事をしていたんですが、KFCクリエイティブスタジオに入居してすぐは、墨田の仕事は全然ありませんでした。顧客開拓も大変でしたし、墨田は事業規模が小さい会社が多いので、売上に直結する業務はなかなか受注できなかったんです。
KFC: どのように顧客を開拓していったのですか?
毛利さん: コンサルや人材育成はもとより、墨田の事業規模を考えると助成金等の公的サポートのニーズが多いことが分かってきたので、そういった案件をKFCやフロンティアすみだ塾、墨田区を通じて紹介していただきました。そこからどんどんネットワークが広がって、徐々に売上に繋がる仕事も増えていきました。
KFC: 墨田でコンサルの仕事をする魅力はどんなところですか?
毛利さん: 墨田区の中小企業や創業のサポートは地域との繋がりがとても強く、創業者の2代目・3代目同士のネットワークがあるのも魅力ですね。結果的に地域経済や文化に根ざした仕事になっていきます。それがすごく面白い。また、墨田区は東京の中心に位置しますが、地方を含めた国が抱える問題が直結しているように感じます。例えば創業・起業、女性登用の問題などなど。そういった課題に対して、これまでの自分の経験を活かして少しずつ解決していきたいと思っています。関わった企業さんや創業者の方たちと一緒に、自分たちも成長していくのも楽しみですね。
KFC: KFCクリエイティブスタジオに入居して良かったことはありますか?
毛利さん: やはりネットワークを広げられたことが一番ですね。同じKFCクリエイティブスタジオの入居者の方たちやKFC、墨田区の繋がりから、すぐに地域のネットワークに関わることができました。また、KFCに入居していることと、そこで自ら企画して様々なセミナーもやらせていただいていることが、会社としての信用と実績の構築にも繋がりました。
KFC: 創業・起業するにあたって、大切なことはズバリ何ですか?
毛利さん: 「ビジョンを持つこと」 と 「無理はしないこと」 ですね。
頑張ることは当たり前だし、可能性があることにはどんどんチャレンジすることも大切。でも基本は「物事はそんなに上手くいくものじゃない」という姿勢でいます。そうでないと、無理な目標をつくったり、その目標や計画に固執しすぎて自滅しちゃいますから。今は創業補助金など様々な創業・起業向けの制度があるので、そういう制度を知っていれば無理をすることなく自分のできる範囲で上手くやりくりすることができます。インキュベーションシセルもその1つですね。初期投資が少なく済むのも大きなメリットでした。ビジョンはしっかりもちつつ、ダメだと思ったら早めに1回リセットして方向転換する、このバランスが大切だと思います。
KFC: 『地域社会・経済を良くする』というビジョンを掲げられていますが、具体的な目標はどのようなものですか?
毛利さん: 経営コンサルティングに関するオリジナルメソッドを開発して、これからの時代の中小企業の経営に効果的な課題解決方法を提案していきたいです。というのも、リーマン・ショックや東日本大震災などを経て、社会の価値観が大きく変わってきていると思うんです。企業にいおいても従業員や経営者の価値観はどんどん多様化してきていますよね。「目先の利益にとらわれず、地域に貢献したい」という経営者もいれば、「ワークライフバランスを重視して短時間で集中して働きたい」という女性もいる。働き方や会社に求めるものも様々です。そういった多様化するニーズに対応できて柔軟性のある研修や人材育成のユニークなメニューを作りたいと思っています。
KFC: 最後に、これから創業・起業しようとしている方たちへ一言お願いします
毛利さん: これからの創業・起業は、多くの人たちや組織と信頼のある関係性を持つことが一層大切になってくるし、そうすることが成功への近道にもなると思います。KFCクリエイティブスタジオはその観点からとても良い施設だと思うので、ぜひ創業支援施設や支援制度を上手く活用して頑張ってください。
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